突然の仕事

2003年10月19日
 独立するときに僕は3つの受注先をあてにしている。一つは資格予備校。二つ目は現在設立中のNPOである。三つ目はすでに独立してマーケティング調査会社を経営している師匠である。
 その師匠から金曜日の夕方電話が入った。この土日にやってもらいたい仕事があるというのだ。本当は行政書士の勉強をしたい。でも、この人からの仕事を断ると、今後の独立への悪影響は避けられない。それにもし借りを作れれば、より今後頼りになる存在になる。
 土曜日の朝集合時間が8時というのは、結局金曜日の夜中11時に僕から電話して決まった。それほど逼迫している状態だったのだ。師匠は納期のない仕事を受注して、下請け会社に投げていたのだが、その内容が予想に反して難しいものだったために、その下請けは納期ギリギリで両手を上げてしまったのだ。納期は月曜日。今から48時間後に何がなんでもデータ入力を完成させなくてはいかなかった。
 結果として、僕は一人で黙々と作業を続け、納期に間に合わせることができた。何人かが入れ替わりに手伝いにきたが、結局48時間働きつづけたの僕だけだったのだ。そして2日間で得た報酬は8万円だった。
 この事件は僕に、独立してやっていく勇気と自信を与えてくれた。体力、精神力、能力、今の段階でも売れるものを自分は持っている。それがわかっただけで、貴重な土日をつぶした甲斐があった。 

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